現役の留学エージェントの立場で見る
留学エージェントの利用価値。
第3回は、
4.エージェントが留学先で提供するサービス
について考えます。
これは一般に「現地サポート」と呼ばれるものです。
内容が多いですので、3回に分けて検証します。
第1回は現地到着当日の現地サポートです。
当日の現地サポートは2つに分けられます。
1つは空港への出迎えサポートです。
空港で利用者を待ち受け、
大学まで連れて行ってくれるものです。
もう1つは入学・入寮手続きのサポートです。
大学や寮で、利用者が手続きをするのを手伝ってくれます。
この2つはセットにしているエージェントが多く、
料金は3万円前後です。
私はこれらの現地サポートは必要ないと考えています。
まず、空港出迎えですが、
ほとんどの大学が無料で行っています。
入学申請のときに大学に出迎えを依頼し、
チケット手配後に日程などを連絡すれば、
空港で大学スタッフが待っていてくれます。
3万円も払う必要はありません。
北京や上海など大都市の大学や、
留学生数が非常に多い大手大学では、
空港への出迎えをしていないことが多いです。
この場合はタクシーでの移動がおすすめです。
大学名と住所を紙に書いて渡せば行ってくれます。
ぼったくられるのでは?と思う方もいらっしゃるでしょう。
ですが最近はタクシー業者への規制が厳しいため、
実はそれほどぼられることはありません。
仮にぼったくられたとしても、
そもそも空港から各大学へは200元前後で着きます。
倍ぼられたとしても500元にもなりません。
ですから、確実に3万円以内で到着できるのです。
次に入学・入寮手続きです。
まず、大学に迎えに来てもらった場合、
大学スタッフがそのまま寮まで連れて行ってくれます。
他の留学生と一緒に手続きをすれば良いだけです。
大規模校でタクシーなど自力で行った場合であっても、
大規模校は留学生の扱いに慣れてますので、
それほど困ることなく手続きはできます。
これが現場の現実です。
もちろん、中国は日本とは違います。
日本並みの至れり尽くせりは期待できません。
空港に迎えに来てもらったものの、
他の人が揃うまで何時間か待たされたり、
手続きの手際が悪かったりということはあります。
それがイヤだな、という方は、
これらの現地サポートを利用するのも手だと思います。
ですが、空港で待っている間に、
大学スタッフと片言の中国語で会話をしてみたり、
他の国から来た留学生と交流してみたり、
時間をつぶせないことはないわけです。
また、手続きで分からないところは、
前学期からいる留学生に助けてもらったり、
他の新入生と一緒に電子辞書片手に頑張ってみたり、
解決できないという問題でもないんです。
ですから、
それらの手間や不安がどうしてもイヤという人は別として、
到着当日の現地サポートはなくても済むと私は考えています。
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【今週のまとめ】
1) 空港出迎え+入学手続きでサポート料は3万円前後
2) ほとんどの大学は無料で迎えに来てくれる
3) 入学・入寮手続きは自力でなんとかなる
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